なろう小説だからって侮ると徹夜で読み漁るはめになる。なった。
里見有さんという漫画家さん(イラストレーターでもある)をご存じですか? うん、私もよくは知らないんですが…たまたま数年前に彼女の描いた漫画をネットで見付けて1~2巻まで購入した事があったのです。その漫画は終わり方がいまいち消化不良だったので残念な気持ちでいたのですが、絵と話は大好きだったので里見さん今どうしてるかなー?と何気なく近況を調べてみたら、なんと新作をお描きになっていました‼️ 人と鬼が織り成す大河ドラマのような長編小説『鬼人幻燈抄』のコミカライズを担当されている様子。そして現在アニメも製作中なのだとか‼️ コレは凄いこっちゃですよ~。でも、漫画を集める事はもうしないので遠くから応援だけさせてくださいね。(p`・Д・´q)【血海のノア】の新章を待ってるから。ずっと待ってるからねー。
やっぱり小説版に心惹かれる
『鬼人幻燈抄』は所謂「なろう小説」が原作なのですが、異世界に転生するわけでもなく過剰な性描写があるわけでもなく普通に読ませる物語なので他人にも紹介しやすいのが良いですね。流行りの鬼退治ものと言えば誤解があるけど、主人公が剣術を修めていたり妹が鬼になってしまったり…(⊙ө⊙) あれれ~? いやいや違うんですよ、読めばわかりますから❗あっちは少年向け、こっちは青年向けだし‼️女性ファンが食いついているのも同じと言えばその通りなんですけど💦 登場人物がとても多いのに全員キャラが立っているのも凄いところなんです。例によって主人公よりも魅力的な脇役に目移りしてしまう~(それも名作の証なんでしょうね。) 原作小説の著者である中西モトオさんは今作がデビュー作とのことでして、これからのメディアミックスで更にお名前が知れ渡る事だと思われます。🤗
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エピソードが…エピソードが多い…。軸となる本筋のストーリーは主人公である甚夜の目線で統一されているので、最後までストレートに主人公に感情移入できます。ただ、とてつもなく物語が長いのです。既に完結している作品なのでネタバレも何もあったものじゃないんですが、とにかく長い物語なので最後まで読みきるには相当覚悟をして読み進めないと私のように徹夜して睡眠不足になりかねません。何はともあれ、とっても楽しい時間を過ごせて幸せでした~(´д⊂)‥
『鬼人幻燈抄』あらすじ
男は鬼となりて幾つもの時代を紡ぐ─────。始まりは遠い昔、後に江戸時代と呼びならわされる末の頃。葛野の里で暮らす甚太と鈴音という仲睦まじい兄妹の物語から綴られていく。里の風習、兄妹の生い立ち…そして当たり前のように闊歩する鬼の存在…。人生最悪のその夜、甚太は恋しい娘も大切な妹も人であることさえも喪った。ずたずたに引き裂かれた胸の内に残されたのは逃れられぬ鬼の本能だけ……愛する者を無惨に殺めた鬼を生涯赦さぬという誓いだけだった。─────惨劇の夜が明け時を置かずに甚太は葛野の地を去る。一振りの刀を携え、約束された仇敵との再会の日まで170年の長きに耐え続ける決意を固めたのだ。…鬼に変じて千年の寿命と不老の体を得た甚太は甚夜と名を改め、江戸・幕末・明治・大正・昭和・平成へと人の身では決して叶わぬ時間を生き抜いていく。出会いと別れを幾度となく繰り返しながら…。
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是非とも大正編まで頑張って読み進めてもらいたいなぁ。陰惨なストーリーも良キャラ達のおかげですんなり読めます。私は大正編に出てくる人達が一番好きです。(敵はクソじゃよ)
食事の描写が美味しそうな小説は(食いしん坊に)売れるのが真理です。蕎麦でしょ~和菓子でしょ~りんご飴でしょ~🤤蕎麦が打ちたくなってからが本番。毎日かけ蕎麦食べ出したら重症。
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