今さらですが【SIREN 】シリーズとは?
SIREN…2003年11月に発売されたPS2(プレイステーション2)が初出のビデオゲームソフト。SIE(ソニーインタラクティブエンタテインメント)ジャパンスタジオ制作。
和製ホラーゲーム界が誇る最恐トップブランドのひとつ。身の毛もよだつ…など生ぬるい…肌に触れそうなほどの距離で息づかいを聞かされながら“何者か”の視界をくぐり抜けて赤い海に閉ざされた集落の中を彷徨う3Dアクションホラーゲーム。完成度の高いシナリオと魅力的な登場キャラクター達はホラーゲームファンの絶大な支持を受けて、なんと発売より18年を経た現在でも公式による数々のイベントが開催されている化け物コンテンツに成り果てた。みんな赤い水を飲んでしまったんだね。
SIREN2…2006年2月に発売された正当な続編。前作と同じくSIE(ソニーインタラクティブエンタテインメント)ジャパンスタジオ制作。対応機種はPS2(プレイステーション2)が初出。
前作の2年後の世界を舞台に、誰も居るはずのない孤島で存在るはずのない何かと遭遇してしまった者達が絡み合った過去と現在を解きほぐし紡ぎ直しながら真相へと迫っていく。赤い津波の描写が震災を思い起こさせる忌まわしいものとして記憶に刻まれてしまった。ちなみに大震災が起きるのは2011年3月11日の未来。前作が民俗学や神話をモチーフにしているのと同じく今作は童話「人魚姫」を全面に押し出しており、物語の根幹である太古の伝説よりも記憶に残るように演出されている。やり込み要素はシリーズ随一でTAや称号獲得に隠しシナリオなど尽きない。
SIREN:New Translation…2008年7月に発売された初代【SIREN】のリブート作品。前作までと同様にSIE(ソニーインタラクティブエンターテイメント)ジャパンスタジオの制作。対応機種はPS3(プレイステーション3)が初出。
何でアメリカ人出したん???第1作目の新解釈は良いとして、無理に外国人をメインで登場させたから折角の名シナリオの魅力が減っちゃった。脇役ならバランスが取れたかも知れないのに…Japanese horrorで彼らの独特なテンションやリアクションはオーバー過ぎて萎える。肝心の恐怖が半減してしまっていて残念です。犀賀省悟先生と言う素晴らしいキャラクターを生み出した功績で許されているけど…。台詞がいちいち格好良いのよこの人は。だからってハリウッド映画みたいに無双してスッキリしたいわけじゃないしなぁ。HorrorとActionのバランスも崩れているんだよね…本当に残念でした。
っぱ、やり込むなら【SIREN2】でしょ!!やみんちゅ可愛いし~
シナリオを普通にクリアするだけでもいい加減ボリュームがあるのに、むしろそこから本番が始まると言う─────。アーカイブと呼ばれる多様なアイテムのcomplete作業に加え、タイムアタックでは秒単位を削りに削る自分との闘いが始まり、全シナリオで称号をcompleteするために寝る間を惜しんで研究を重ねる。時間がいくらあっても足りねぇー‼️しかも1度全部completeした数年後にクリアデータをメモリーカードからリセットして、最初から新たな気持ちでやり直すことが癖になっちゃっていて実質何千時間遊んでいるのやら最早まったく把握出来ていない。格好良かったピエール瀧さん(闇人)に無性に会いたくなる時があるし、あと藤田さん(お巡りさん)にも癒される。なにこれ怖い。…本当に呆れるほど狙撃したわ~あのタラコどもめ…奴等に視認されたら称号が取れないからね…ステージ最初からやり直すね(数百回)…。大型船内と廃校と蜘蛛の糸と特異点はタラコ攻略地獄だったけど(遊園地と砲台跡もなかなかのクソ)クリアして称号をもぎ取った時の達成感が堪らなくて色んな攻略方法を研究したものですよ。屍霊(デカいまっくろクロスケ)と闇霊(白タラコ・黒タラコ)に視認判定があると知った時は驚愕しましたね。目ぇドコやねんアイツら…作り込み過ぎやろ(半ギレ)と。
【SIREN2】の簡単なあらすじ
無人の孤島───夜見島に向けて航行中の小さな漁船に乗り合わせた数人の男女は、其々が心疚しい秘密を抱えていた。マイナー雑誌の編集者である一樹守が窓越しに不穏な巨影を捉えたと同時に突如海面が荒れ狂いはじめる。まるで船体を飲み込まんとするかのように押し寄せる高波は不気味にも血の色のような鮮紅に染まっていた。必死に船にしがみつくも虚しく赤い海に投げ出された6人の乗員達は幸運なことに全員が島に流れ着いたのだった。「ここが…夜見島…。」船着き場で意識を取り戻した一樹はそう呟いて懐中電灯を手に島の奥へと歩きだす───。錆びて耳障りな音を立てる鉄扉を開いたその先には、コンクリートで建てられた当時は多くの住人が生活していたであろう集合住宅の廃墟が広がっていた。無人の孤島───夜見島
にはかつて小さな漁村があったのだ。そう…29年前のあの日までは─────。三上脩が幻夢から覚めた時、漂着したはずの海辺ではなく懐かしい生家の前だった。「ここは───29年前の?まさか───!?」朧気な記憶が唐突に蘇った三上は混乱して狼狽えるも、得体の知れない何かに吸い寄せられるように玄関の戸を開けたのだった─────。それは過去と現在を雁字搦めにしていた因果を紐解くための第一歩だったのかも知れない…誰も存在ないはずの背後から足音が近付いてきた…。
【SIREN2】の主な登場人物達(人外を含む)
一樹守─20歳男性。マイナーなオカルト雑誌【アトランティス】の見習い編集者。取材のために夜見島へ渡るも怪異に巻き込まれることになった。女難の相が見受けられるが本人は気にしていない。伊達眼鏡の行方が気になるようなそうでもないような…。モデルは後に俳優として活躍する若かりし頃の斎藤工さんです。
三上脩─33歳男性。純愛小説「人魚の涙」を世に送り出した各メディアで話題の人気作家。夜見島の出身者で言わば里帰りのため今は誰も訪れる人が居ない島へ渡ろうと小型漁船を借りきった。重度の弱視で彼の視界はリアルにボヤけているため盲導犬のツカサが行動を補助している。ただし慣れたら裸眼で突っ走る。
喜代田章子─29歳女性。劇中で30歳の誕生日を迎えた。過去視の能力を生かして占いを生業にしているが、声がとても可愛らしいので声優になれば日の目を見たのかもしれない。彼女を操作するステージは称号もTAも非常にやり込み甲斐がある。過去視は大抵1番最初だけ使ってその後の周回では封印される。
阿部倉司─24歳男性。初見「何だ昭和のチンピラか。」中盤「ふーん、意外と良い奴じゃん。」中盤以降「阿部ちゃん頼む、喜代田さんを守ってあげてくれ…。」終盤「阿部ちゃん行けー❗釘バット最強やー‼️」最終『クソ過ぎんだろ⁉️』喜代田さんを連れて一緒に帰って欲しかった。ツカサと彼が今作の癒し。
木船郁子─18歳女性。【翔星丸】の船員で若いながら第四級海上無線通信士の有資格者でもある。感応視と呼ぶ不可思議な力を駆使して夜見島からの脱出を図る。他人の考えを読めたり胸に大きく奇妙な痣があるため“化け物”と謗られ深く傷付けられた故に人を遠ざけたり、つっけんどんな物言いをしてしまう。島に上陸後、能力が更に強化されて他者の行動を強制操作出来るようになる。
ツカサ・オブ・ジルドール─1歳雌。血統書付きのシェパード。三上脩を支える盲導犬であり、とても賢く人間への愛情に溢れている。上手に誘導して彼女の視界や敵の視界を覗くと楽しい。皆ワンワンに優しくて少しくらい不自然な動きをしても大目にみてくれる。ツカサを操作するステージがあったら絶対に面白かったと思う。
船長(本名不明)─(年齢不明)男性。夜見島に向かう漁船【翔星丸】の船長。有名人で羽振りが良い三上脩の依頼を受けて二つ返事で出港する気前の良い人物。
↑渡航組のメンバー。島に到着後は他のメンバー達とシャッフルされて行動します。操作キャラクターのみで探索する場合と同行者1人と協力して突破するステージがありゲームの特性上、敵を含む彼らの視界を覗き見ることで状況が打開されていくので遠慮せずにバンバン覗いてください。色んな独り言に耳をすませるのも楽しいですよ。次回の更新からは称号獲得の険しい道のり、主にステルス獲得の妙技を紹介していこうと思っています。すでに同好の士達があらゆる攻略方法を公開していますので私は自分が通ったルートと研究した成果を記録するにとどめます。昔のフューチャーフォンに逐一書き留めていたんだけど、いつの間にかデータが消え失せてしまったから作り直す良い機会だわ。ではでは~次回を気長にお待ちくださいね。
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