おばちゃんのプロフィール

当時の勤め先の近くに公園があって、そこにお母さん猫が住んでいました。そして娘猫が生まれて…母子はずっと一緒に過ごしていました。暑い日も雨の日も台風の日も雪が積もった日もずっと一緒に、私たちを待っていてくれました。

ある日、お母さん猫が公園から居なくなって娘猫がひとりぼっちになってしまいました。おばちゃんの家は動物を飼うことが許されていないので悩みに悩んだ末に家主に突撃して了承を得ました。もっとはやく勇気を出していたら母子が離ればなれにならずにすんだのにと後悔しかありません。タイムマシンに乗りたくてたまらないです。お母さんも娘も一緒に家に連れて帰りたかった…

過ぎ去った日に戻ることは決して出来ないので、せめてお母さんの思い出と娘のこれからの生活を綴っていけたならと思います。お母さんが生きていた証あかしを残したい…それが何にもならなくても。

世の中の不幸な猫をすべて救うことなんて不可能だけど、娘猫だけでも助けてあげることが出来て良かったんだと自分に言い聞かせています。クソみたいな自己満足に反吐が出そうだけど、そう言い聞かせて娘猫と一緒に暮らしていきます。